皆さんは普段、茶葉を急須に入れてお茶を飲んでいますか?自宅でも、オフィスでも、自己流で淹れているという方多いのではないでしょうか?
かくいう私もお茶の産地・静岡に住んでいながらお茶の淹れ方はちゃんと学ぶまで自己流で淹れていました。
急須に茶葉とポットのお湯を注いで蒸らして湯飲みへ入れる。自宅で自分に淹れるお茶でも、来客があった時でも、そしてオフィスの場でも、一見この単純な行動に見えることであっても、ちょっとしたコツがあるんです。
とはいっても、そんなコツを掴んでお茶を淹れたって自分も、相手もお茶の違いなんて分からないんじゃない?って思われるかと思いますが、このコツを知って淹れるか淹れないかでいざという時に恥ずかしい思いをしたくありませんよね?そして、お茶の味にも違いが出てきます!
前置きが長くなりましたが、普段の自分用、自宅への来客用でも使えるお茶の淹れ方、出し方について出来る限り分かりやすくご紹介していこうと思います。
いきなり実践では難しい!っという場合は、自宅で自分や家族で練習してみるのもいいですね。
来客があった時、まずは部屋へご案内しますが、来客者の人数を把握しておくことをお忘れなく!
部屋に通してから自分が退室するまでの短い時間でパッと人数を把握できる自信があればいいのですが、できればご案内しながら失礼のない程度に相手の人数を把握しておくことが大事です。
親しい間柄であればある程度余裕はありますが、そうでない場合は緊張もしますので要領よく人数を把握したいものですね。
また、お茶の準備について、お客様の人数と、こちらの合わせた人数分を用意することもお忘れなく!
当たり前のことですが、湯呑み茶碗に欠けやひび割れ、茶渋などの汚れがついていないものを使用します。
こちら(自分や家族)の湯飲み茶碗ですが、お客様と同じものを使用します。
「お茶を出すタイミングはいつ?」
画像にも解説してありますが、改めてご紹介していきますね。
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ココに注目!
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この際、お茶の濃さを均等にするため、一杯ずつ注ぐのではなく全員分の湯呑み茶碗に少量ずつ入れていくのがポイントです。
どうですか?お茶を淹れるだけでも単純なようで気を付けるポイントがいくつかありましたね。
湯呑み茶碗をお盆に乗せる時、念の為に茶碗の下部をふきんで拭いてから乗せます。
必ずノックして入り、入口で軽く会釈したらまずはサイドテーブルなどにお盆を置いて、湯呑み茶碗と茶たくをセットして出します。
サイドテーブルがない場合は、お盆を持ちながら片手で湯呑み茶碗を茶たくの上に乗せながら出します。その際には「片手で失礼します」と告げた方がスマートです。
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ココに注目!
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当たり前ですが、お茶を出す順番は上座からですよ
右側からでも、左側からでも、会話中の場合、目礼だけしてお茶を出します。会話を中断させるようなことはタブーだと思うので。
かくいう私もお茶の産地・静岡に住んでいながらお茶の淹れ方はちゃんと学ぶまで自己流で淹れていました。
急須に茶葉とポットのお湯を注いで蒸らして湯飲みへ入れる。自宅で自分に淹れるお茶でも、来客があった時でも、そしてオフィスの場でも、一見この単純な行動に見えることであっても、ちょっとしたコツがあるんです。
とはいっても、そんなコツを掴んでお茶を淹れたって自分も、相手もお茶の違いなんて分からないんじゃない?って思われるかと思いますが、このコツを知って淹れるか淹れないかでいざという時に恥ずかしい思いをしたくありませんよね?そして、お茶の味にも違いが出てきます!
前置きが長くなりましたが、普段の自分用、自宅への来客用でも使えるお茶の淹れ方、出し方について出来る限り分かりやすくご紹介していこうと思います。
いきなり実践では難しい!っという場合は、自宅で自分や家族で練習してみるのもいいですね。
来客があった時、まずは部屋へご案内しますが、来客者の人数を把握しておくことをお忘れなく!
部屋に通してから自分が退室するまでの短い時間でパッと人数を把握できる自信があればいいのですが、できればご案内しながら失礼のない程度に相手の人数を把握しておくことが大事です。
親しい間柄であればある程度余裕はありますが、そうでない場合は緊張もしますので要領よく人数を把握したいものですね。
また、お茶の準備について、お客様の人数と、こちらの合わせた人数分を用意することもお忘れなく!
当たり前のことですが、湯呑み茶碗に欠けやひび割れ、茶渋などの汚れがついていないものを使用します。
こちら(自分や家族)の湯飲み茶碗ですが、お客様と同じものを使用します。
「お茶を出すタイミングはいつ?」
タイミングって、むずかしい時ありますよね。
お茶を出すタイミングは、部屋に入って挨拶が終わった頃がベストです。
お茶を出すタイミングは、部屋に入って挨拶が終わった頃がベストです。
もし、しばらくお客様を待たせてしまう場合は部屋に通した直後が目安です。あまり遅くに出すのも失礼です。
日本茶の正しい淹れ方
お茶の正しい入れ方は、分かりやすく3ステップです。画像にも解説してありますが、改めてご紹介していきますね。
手順
1
人数分の湯呑み茶碗を用意し、沸騰した湯を湯呑み茶碗の八分目まで注ぎ、温めておきます。
「沸騰した湯」とありますが、実は茶葉によって適温が違うのでこちらを参考にしてください。
- 煎茶・・・適温は70~80℃。一人分の茶葉は約2g程度
- ほうじ茶・・・適温は沸騰。一人分の茶葉は約3g
- 玄米茶・・・適温は沸騰。一人分の茶葉は約3g
- 番茶・・・適温は沸騰。一人分の茶葉は約3g
手順
2
湯呑み茶碗の湯の温度が適温になったら茶葉を入れた急須に移して1分間待ちます(蒸らす)
この「1分間」というのは目安ですが、あまり蒸らしすぎると渋く濃いお茶になってしまうので、茶葉がほどよく開く時間が1分と覚えます。
手順
3
濃さが均一になるよう湯呑み茶碗に少量ずつ注ぎます。お茶の量はお茶碗の八分目程度です。/
ココに注目!
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この際、お茶の濃さを均等にするため、一杯ずつ注ぐのではなく全員分の湯呑み茶碗に少量ずつ入れていくのがポイントです。
八分目程度に注ぐことで、急須に余分なお茶が残ることなく、ちょうどいい分量で湯切りできます。手順1で最初に湯呑み茶碗に八分目に湯をいれたのも、きっちりお茶を終わらせるためです。
どうですか?お茶を淹れるだけでも単純なようで気を付けるポイントがいくつかありましたね。
お茶の出し方
さ、湯飲み茶碗にお茶を注いでいよいよお茶を運びます。
ここでもいくつかポイントがあるので、解説していきます。
イラストでは、一人分ですが、複数人いる場合でも、同じです。湯呑み茶碗をお盆に乗せる時、念の為に茶碗の下部をふきんで拭いてから乗せます。
お盆にのせて運ぶ時のポイント
お盆にのせて運ぶ
一人分だけであっても、必ずお盆にのせて運びます。
茶たくと湯呑み茶碗は別々に置きます。
これ、ついついお客様に出す時に楽だからと茶たくと重ねて運んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、この二つはお盆の上では別々に配置します。運んでいる時にお茶をこぼしてしまうこともあるので。
イラストは一人分なので一つですが、複数人分運ぶ時は茶たくだけは重ねます。
ふきんも一緒にお盆にのせて運ぶ
お茶をこぼしてしまった時にすぐ拭けるようにふきんもお盆にのせておきます。
いよいよお茶出し
来客と打合せをしている部屋へいよいよお茶を運んで入室します。必ずノックして入り、入口で軽く会釈したらまずはサイドテーブルなどにお盆を置いて、湯呑み茶碗と茶たくをセットして出します。
サイドテーブルがない場合は、お盆を持ちながら片手で湯呑み茶碗を茶たくの上に乗せながら出します。その際には「片手で失礼します」と告げた方がスマートです。
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ココに注目!
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当たり前ですが、お茶を出す順番は上座からですよ
サイドテーブルでセッティングする時
湯呑み茶碗の下側や側面を持って茶たくに乗せます。間違っても湯呑み茶碗のフチ(口をつける所)を触らないように!
お茶を出すのはお客様の右?左?
基本は右側から出します。どうしても右側からが難しい場合は左側から出しますが、その際には「左側から失礼します」と、一言伝えるのをお忘れなく♪
右側からでも、左側からでも、会話中の場合、目礼だけしてお茶を出します。会話を中断させるようなことはタブーだと思うので。
スペースがなくても書類などを動かさない!
時々、置く場所がなくて困ることがありますが、そういう時は、邪魔にならない場所に置きます。
退室する時
ドアの前まで来たら向きを変えてお客様の方を向いて会釈します。ドアを開けて部屋の外に出たらもう一度室内に向き、再度会釈してドアを閉めます。
夏の時期にはおしぼりをお茶と一緒にお出しすることもあります。折角なのでこちらも説明しておきます。
おしぼりとお菓子もセットで出す時は?
お客様の方から見た位置です。
お茶とお菓子、おしぼりセットの時
お客様から見て、お菓子・お茶・おしぼりの順で出します。
お菓子がない場合は、お茶・おしぼりの順で出します。
ただし、テーブルに置くスペースがない場合もあるので、その時には右側に全部寄せて置きます。邪魔にならない位置が大切。
おしぼりは、出来るだけ固く絞り、キレイに巻きます。もちろん、絞ったままの状態ではなく、一旦広げて巻き直します。
おしぼりの色は白!なければ薄い色を選んだ方が無難ですが。
ひと通り基本的なお茶の出し方を解説してきました。
分かっていたつもりでも、案外細かいことが大切だったりします。でも、一番大切なのは、忙しい中来てくださったお客様に丁寧な対応をすること。
たかがお茶出し、されどお茶出し。例えお客様の前で失態をしてしまっても、丁寧な対応をすれば相手も怒ったりはしません。(書類などを汚してしまったら分かりませんが(汗))
最後に、湯呑み茶碗の向きについて。
向きはあくまでお客様からみた正面が大切です。
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