金柑を皮ごと使った「金柑まんじゅう」の作り方です。
金柑ってその小さな果実の中にみずみずしい果汁と独特の風味があって冬に旬を迎える代表的な果物ですよね。
ただ、金柑を調理する際の最大の悩みともいえる小さい果実ゆえの「小さい種」が困りものという方も多いはず。
確かに、金柑は小さいけれど、皮ごと食べれるメリットがありますが、あの小さな種は本当に金柑を使いにくくしている原因ともいえます。
小さな種さえなければいいのに・・・って思ってしまいますよね。
そこで!
ならば皮ごと使っても種を使わなければ良いので、金柑を調理する前にスプーンでかき出してしまいます。
単純明快な答えではありますが、皮だけを使った料理ってどうすればいいのかな?って思いますよね。
金柑を使った料理といえば、甘露煮やジャムを連想する方も多いでしょうが、たまには和菓子を作ってみませんか?タイトルに書いてある通り「金柑のおまんじゅう」です。
和菓子は難しいっと思われがちでしょうが、意外と簡単にできます。しかも、オーブントースターを使うので短時間で焼きあがります。
肝心の金柑の皮ですが、中に白餡を使っているのですが、白餡に混ぜ合わせてたっぷり使います。細かく刻んで使うので食べた瞬間に金柑らしいほろ苦い食感と甘みがたまらない美味しさです。
1つ食べるともう1つ食べたくなりますよ。
表面をアイシングで固めますが、今回は一般的に売られているアイシングの材料や、よく知られている「卵白×粉糖」も使いません。
卵白だけ用意すると卵黄の使い道に困っちゃいますよね。
そこで、「粉糖×牛乳」で作ったもので代用しました。
驚くなかれ、「粉糖×牛乳」のセットだってちゃんとアイシングが出来るんですよ。
今回は分かりやすい作り方のご紹介にしたので手順が多いように感じられるでしょうが、作ってみるとっても簡単なので是非金柑が手に入ったら作ってみてくださいね!
調理時間:70分
金柑:22粒
キュラソー(洋酒):200cc程度
白餡:400g
水:大さじ1
クルミ:70g
【生地】
砂糖:80g
卵:2個
蜂蜜:30g
重曹:3g
水:大さじ1
バター:20g
薄力粉:250g
【緑色のアイシング】
粉砂糖:牛乳=4:1の割合
抹茶:少量
レモン汁:少量
【オレンジ色のアイシング】
粉砂糖:牛乳=5:2程度の割合
食紅(黄色):食紅(赤) =2:1の割合
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金柑は水洗いし、へたを包丁などで取り除き、横半分に切ったら果汁を絞ります。スプーンで種やワタを取り除きます。
※果汁は捨てないでください。
乾いた布巾などで皮の水分をしっかり拭き取り、煮沸消毒した瓶に金柑、浸かる程度のキュラソーを注いで蓋をし、軽く振ってそのまま一晩おきます。
緑色のアイシングをコルネに詰めて先端をV字に切ったらクッキングシートに絞り出し、葉っぱらしく作り、固めておきます。
※完全に乾燥させたいので早めにパーツを作っておきます。
クルミをフライパンで乾炒りしたら、粗熱を取り、粗く手で砕いておきます。
冷めたら16個分に丸めておきます。
ボウルに砂糖、卵、蜂蜜を入れて泡立て器で混ぜ、水で溶いた重曹、溶かしバターを加えて混ぜ合わせます。
※果汁:キュラソー=2:1の割合です。霧吹きでもOKです。
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生地表面を果汁で湿らせますが、あまりしっかり湿らす(濡らしし過ぎる)と、オーブントースターで焼いている時に生地が垂れてくるのでサラッと湿らす程度で大丈夫です。
※980wで生地が焼けてたら焼き上がり。
粉砂糖に少量ずつ牛乳を加え、やや固め程度に混ぜ、食紅を加えて色付けします。
仕上がりの固さは生クリームを角(ツノ)が立つまで泡立てたようなくらいが目安です。
オレンジ色のアイシングが乾く前に作っておいた緑色のアイシングをのせ、パレットナイフで新しいクッキングシートの上に移動して乾かします。
出来立てより翌日の方が味が落ちついて美味しいです。
金柑の果汁も捨てずに使う和菓子に仕上げました。
金柑調理の一番の悩みとも言える「小さな種」も、スプーンでかき出せばあっという間に取り除くことができます。
金柑はとにかく「皮ごと食べれる」という利点があるので、それを活かしたお菓子を作りたくて白餡に加えました。
〈手順4〉でも書きましたが、金柑の皮を包丁で刻むのが少し難しいという場合があるので、もしご自宅にフードプロセッサーなどがあれば皮の食感が残る程度のペースト状にして使うと便利です。
包丁で刻む場合、私は短めの細切りにしましたが、みじん切りの方が食べやすいと感じました。
コロンッとした金柑の形を模した和菓子です。
お正月の時期に来客があった際にお出ししたらとても喜んでいただけてお店で販売したいと申し入れがあったくらい、大好評でした。
レシピ手順が多いので難しそうだと思わずに是非旬の金柑で皮ごと使って味わってくださいね!
実は、今回のレシピは2018年2月に当時登録していた「楽天レシピ」の企画でご依頼を受けた時に作ったものです。
使用した金柑は鹿児島県薩摩川内市産のもので、「お取り寄せレシピグランプリ」という、コラボしたレシピコンテストでした。
最終選考まで残ることが出来ましたが、残念ならが採用していただけなかったのがとても残念ではあるものの、私の中ではかなり楽しかったレシピ開発の日々でした。
年末年始にまたがってレシピ開発をしていたのでその年のお正月はとても忙しかったですが楽しくて、なにより充実していました。
これまでいくつかレシピをメディアで掲載していただいたことはありましたが、市を揚げてのコンテストでもあるので心地よい緊張と初めての「料理のお仕事」という認識で気合いが入っていましたよ(笑)
結果は先ほども書いたように他の方が採用されましたが、そのレシピが実際に商品化されたかは私は分かりません(苦笑)(落選しちゃうとその先のことは頭に入ってこなかったのね、当時)
でも、この「金柑まんじゅう」なら老若男女が美味しくいただけるように仕上げましたので、是非金柑の旬の時期にチャレンジしてみてくださいね!喜ばれますよ!
金柑ってその小さな果実の中にみずみずしい果汁と独特の風味があって冬に旬を迎える代表的な果物ですよね。
ただ、金柑を調理する際の最大の悩みともいえる小さい果実ゆえの「小さい種」が困りものという方も多いはず。
確かに、金柑は小さいけれど、皮ごと食べれるメリットがありますが、あの小さな種は本当に金柑を使いにくくしている原因ともいえます。
小さな種さえなければいいのに・・・って思ってしまいますよね。
そこで!
ならば皮ごと使っても種を使わなければ良いので、金柑を調理する前にスプーンでかき出してしまいます。
単純明快な答えではありますが、皮だけを使った料理ってどうすればいいのかな?って思いますよね。
金柑を使った料理といえば、甘露煮やジャムを連想する方も多いでしょうが、たまには和菓子を作ってみませんか?タイトルに書いてある通り「金柑のおまんじゅう」です。
和菓子は難しいっと思われがちでしょうが、意外と簡単にできます。しかも、オーブントースターを使うので短時間で焼きあがります。
肝心の金柑の皮ですが、中に白餡を使っているのですが、白餡に混ぜ合わせてたっぷり使います。細かく刻んで使うので食べた瞬間に金柑らしいほろ苦い食感と甘みがたまらない美味しさです。
1つ食べるともう1つ食べたくなりますよ。
表面をアイシングで固めますが、今回は一般的に売られているアイシングの材料や、よく知られている「卵白×粉糖」も使いません。
卵白だけ用意すると卵黄の使い道に困っちゃいますよね。
そこで、「粉糖×牛乳」で作ったもので代用しました。
驚くなかれ、「粉糖×牛乳」のセットだってちゃんとアイシングが出来るんですよ。
今回は分かりやすい作り方のご紹介にしたので手順が多いように感じられるでしょうが、作ってみるとっても簡単なので是非金柑が手に入ったら作ってみてくださいね!
金柑を皮ごと使った!「金柑まんじゅう」
調理時間:70分
材料:16個分
金柑:22粒
キュラソー(洋酒):200cc程度
白餡:400g
水:大さじ1
クルミ:70g
【生地】
砂糖:80g
卵:2個
蜂蜜:30g
重曹:3g
水:大さじ1
バター:20g
薄力粉:250g
【緑色のアイシング】
粉砂糖:牛乳=4:1の割合
抹茶:少量
レモン汁:少量
【オレンジ色のアイシング】
粉砂糖:牛乳=5:2程度の割合
食紅(黄色):食紅(赤) =2:1の割合
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作り方
手順
1
【生地作りの前日に金柑のキュラソー漬けを作ります】金柑は水洗いし、へたを包丁などで取り除き、横半分に切ったら果汁を絞ります。スプーンで種やワタを取り除きます。
※果汁は捨てないでください。
乾いた布巾などで皮の水分をしっかり拭き取り、煮沸消毒した瓶に金柑、浸かる程度のキュラソーを注いで蓋をし、軽く振ってそのまま一晩おきます。
手順
2
【緑色のアイシング】
粉砂糖:牛乳=4:1の割合
抹茶:少量
レモン汁:少量
粉砂糖に少量ずつ牛乳を加え、固めに作り、レモン汁を加えて最後に抹茶を加えて色付けします。
粉砂糖:牛乳=4:1の割合
抹茶:少量
レモン汁:少量
緑色のアイシングをコルネに詰めて先端をV字に切ったらクッキングシートに絞り出し、葉っぱらしく作り、固めておきます。
※完全に乾燥させたいので早めにパーツを作っておきます。
手順
3
【金柑の餡作り】クルミをフライパンで乾炒りしたら、粗熱を取り、粗く手で砕いておきます。
手順
4
白餡、〈手順1〉のキュラソーの汁気をきって細かく刻んだ金柑、浸けていたキュラソー(大さじ3)、水(大さじ1)を鍋に入れて火にかけます。
※金柑は包丁で刻むのが大変であれば、フードプロセッサーなどを使って皮の粒々が残る程度のペースト状にしても大丈夫です。
手順
5
練りながらこってりと木ベラで積めるくらいになったら火を止め、乾炒りしておいたクルミを加えたらざっくり混ぜ合わせて粗熱をとります。冷めたら16個分に丸めておきます。
手順
6
【生地作り】
砂糖:80g
卵:2個
蜂蜜:30g
重曹:3g
水:大さじ1
バター:20g
薄力粉:250g
バターは耐熱ボウルにいれてラップをし、電子レンジで軽く温めて溶かしバターにします。砂糖:80g
卵:2個
蜂蜜:30g
重曹:3g
水:大さじ1
バター:20g
薄力粉:250g
ボウルに砂糖、卵、蜂蜜を入れて泡立て器で混ぜ、水で溶いた重曹、溶かしバターを加えて混ぜ合わせます。
手順
7
振るった薄力粉を〈手順6〉に加え、木ベラで混ぜ合わせて均一の滑らかな生地になったらラップを被せ、冷蔵庫で20分程度休ませます。
手順
8
打ち粉(薄力粉)の上に生地を出し、数回折り畳んだら16等分にして丸めておいた〈手順5〉の金柑餡を包みます。
手順
9
天板にクッキングシートを敷き、その上に間隔をあけて並べたら金柑果汁とキュラソーを合わせたものを刷毛で軽く薄く塗って焼きます。※果汁:キュラソー=2:1の割合です。霧吹きでもOKです。
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ココに注目!\
生地表面を果汁で湿らせますが、あまりしっかり湿らす(濡らしし過ぎる)と、オーブントースターで焼いている時に生地が垂れてくるのでサラッと湿らす程度で大丈夫です。
手順
10
オーブントースターで980wで6分、まだ焼けていなければ340wに下げて生地を焼きます。焼きたては生地が柔らかいので、完全に冷めるまでいじらずに置いておきます。※980wで生地が焼けてたら焼き上がり。
手順
11
【オレンジ色のアイシング】
◆粉砂糖:牛乳=5:1程度の割合
◆食紅(黄色):食紅(赤)=2:1の割合
◆粉砂糖:牛乳=5:1程度の割合
◆食紅(黄色):食紅(赤)=2:1の割合
粉砂糖に少量ずつ牛乳を加え、やや固め程度に混ぜ、食紅を加えて色付けします。
仕上がりの固さは生クリームを角(ツノ)が立つまで泡立てたようなくらいが目安です。
手順
12
冷めた〈手順10〉をクッキングシートの上にのせ、オレンジ色のアイシングをコルネに詰めて先端を4mm切ったら絞り出します。
オレンジ色のアイシングが乾く前に作っておいた緑色のアイシングをのせ、パレットナイフで新しいクッキングシートの上に移動して乾かします。
手順
13
乾いたら、完成です。出来立てより翌日の方が味が落ちついて美味しいです。
- [message]
- ##info-circle## コツ
- ・餡で使用するキュラソーの分量は白餡の1~2割弱程度が目安です。
・緑色のアイシング(葉)は、慣れている方であれば〈手順2〉で作らず、絞り袋から直接〈手順12〉のオレンジ色のアイシングに直接絞り出してください。
コメント
- 表面はパリッとアイシングで固め、中はきんかん餡を包んだあと引く美味しさです。
- ただ食するのでなく、味は勿論、見た目も可愛らしく、きんかんを模して作りました。
- きんかんの程よい甘酸っぱさがあとから広がり、一つ、また一つと手が出る美味しさです。
金柑の果汁も捨てずに使う和菓子に仕上げました。
金柑調理の一番の悩みとも言える「小さな種」も、スプーンでかき出せばあっという間に取り除くことができます。
金柑はとにかく「皮ごと食べれる」という利点があるので、それを活かしたお菓子を作りたくて白餡に加えました。
〈手順4〉でも書きましたが、金柑の皮を包丁で刻むのが少し難しいという場合があるので、もしご自宅にフードプロセッサーなどがあれば皮の食感が残る程度のペースト状にして使うと便利です。
包丁で刻む場合、私は短めの細切りにしましたが、みじん切りの方が食べやすいと感じました。
コロンッとした金柑の形を模した和菓子です。
お正月の時期に来客があった際にお出ししたらとても喜んでいただけてお店で販売したいと申し入れがあったくらい、大好評でした。
レシピ手順が多いので難しそうだと思わずに是非旬の金柑で皮ごと使って味わってくださいね!
銀木のひとりごと!
実は、今回のレシピは2018年2月に当時登録していた「楽天レシピ」の企画でご依頼を受けた時に作ったものです。
使用した金柑は鹿児島県薩摩川内市産のもので、「お取り寄せレシピグランプリ」という、コラボしたレシピコンテストでした。
最終選考まで残ることが出来ましたが、残念ならが採用していただけなかったのがとても残念ではあるものの、私の中ではかなり楽しかったレシピ開発の日々でした。
年末年始にまたがってレシピ開発をしていたのでその年のお正月はとても忙しかったですが楽しくて、なにより充実していました。
これまでいくつかレシピをメディアで掲載していただいたことはありましたが、市を揚げてのコンテストでもあるので心地よい緊張と初めての「料理のお仕事」という認識で気合いが入っていましたよ(笑)
結果は先ほども書いたように他の方が採用されましたが、そのレシピが実際に商品化されたかは私は分かりません(苦笑)(落選しちゃうとその先のことは頭に入ってこなかったのね、当時)
でも、この「金柑まんじゅう」なら老若男女が美味しくいただけるように仕上げましたので、是非金柑の旬の時期にチャレンジしてみてくださいね!喜ばれますよ!
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