秋の味覚のひとつ、さつまいもを使った簡単にできるスイーツの作り方をご紹介します。
さつまいもをメインに使ったスイーツというと、真っ先に思い浮かべるのはスイートポテトでしょうか。バターたっぷり使ってケーキのように仕上げることもできるので人気のお菓子ですよね。
でも、今回ご紹介するレシピは東海地方でよくおやつとして登場する「鬼まんじゅう」という、分かりやすくいうと「素朴なお芋の蒸しまんじゅう」です。
飾りっけも、ましてや型など使わない昔ながらのおやつですが、ほんのり塩っ気と甘さがあってとても美味しい料理です。
今回のレシピで覚えておきたいポイントは3つ!
このポイントを頭の隅においてレシピをご覧くださいね。
記事後半ではそれぞれを詳しく解説しています。
準備時間:60分
調理時間:30分
さつまいもの浸け時間を含む
カロリー:108.8kcal(1個分)
【塩水】
水:200㏄
塩:小さじ1
【調味料】
砂糖:50g
塩:1g
【生地材料】
薄力粉:70g
水:大さじ1
黒いりごま:小さじ1/2
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お好みで、水洗いした後に皮をむいてもOKです。
続いて再び1㎝幅の棒状になるように切り、最後は1㎝角のサイコロ状に切ります。
そのまま30分程度置きます。時間が経つと、砂糖が溶けて軽く粘度が出てきます。
待っている間に、クッキングシートを10㎝の正方形に6枚作っておきます。
ただし、あまり水を加えすぎてゆるくし過ぎないように気をつけます。
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蒸し器の蓋はガーゼや布で覆って使います。蒸している時に蓋に付いた水滴が生地の上に落ちるのを防止するためです。
その際、布の端が垂れてこないように上で洗濯挟みなどで挟んだり結んでください。
さつまいもはサイコロ状に切ってこそ”鬼まんじゅう”
鬼まんじゅうの特徴ともいえるのでサイコロ状に切ったさつまいもがゴロゴロ生地の中からはみ出していることです。
私が知る限りのことで申し訳ありませんが、このゴロゴロとはみ出した黄色いさつまいもが鬼の角のように見えるということから”鬼まんじゅう”という名前になったと聞いています。
言われてみると、お芋の蒸しまんじゅうであればさつまいもをあえてはみ出さなくても、他の一般的なおまんじゅうのように包んでしまえばいいわけですよね。
あえてはみ出させることで、”鬼のような”イメージをもって”鬼まんじゅう”というネーミングセンスはなかなかのものです(笑)
切ったら塩水、そして砂糖漬けで味が決まる
”鬼まんじゅう”はシンプルなお菓子ですが、さつまいもを切ってから塩水に浸け、さらに砂糖に浸けて・・・という工程だけで合計約1時間近くを要します。
シンプルな割には時間がかかりますが、このゆっくり時間をかけて作ることで、さつまいもにしっかり味が馴染むので、少し時間はかかりますが、焦らずゆっくり浸け時間を守ってくださいね。
生地は多すぎないのが大事!
ついつい生地をたっぷり作ってさつまいもに絡めてしまいたいですが、「お芋の蒸しまんじゅう」とはいえ、一般的なフカフカ生地に仕上がる蒸しまんじゅうとは違います。
仕上がりの生地は少し硬めのモチモチとした食感になります。
そのため、たっぷり生地をさつまいもに絡めると、火の通りが悪くなるのはもちろん、食感が強めの生地になるため、おすすめしません。
「鬼まんじゅう」の理想の仕上がりはモチモチ食感の生地から黄色のさつまいもがゴロゴロとはみ出た感じです
さつまいもを使ったスイーツはたくさんありますが、「鬼まんじゅう」は全国的にはまだ知られていない郷土のお菓子ともいえる和スイーツです。(多分)
東海地方の素朴なおやつとして家庭でも、和菓子屋でもよく見かけるものです。
さつまいもを使った郷土の和スイーツといえば、熊本地方で親しまれている「いきなり団子」が有名ですよね。
ご存じの方も多いかと思いますが、参考までにレシピをご紹介しておきます。
熊本県名物!ほんのり塩っけが美味しい「いきなり団子」
私が考えた生地は、モチモチとした薄皮にしています。白玉粉を加えているものの、基本的な皮レシピはほぼ同じです。量が違うくらい。
郷土のお菓子は、いわゆる庶民発祥のものが多いので、余分な材料は使わずにシンプルだけど素材の味をうまく引き出した仕上がりになっています。
「鬼まんじゅう」も、さつまいも以外の具は使わずに、生地で絡めてあるだけなので「いきなり団子」よりもさらにシンプルなお菓子ですね。
ちなみに、硬くなりすぎた場合は霧吹きをしてラップをし、電子レンジで軽く温めると柔らかくなりますよ。
さつまいもをメインに使ったスイーツというと、真っ先に思い浮かべるのはスイートポテトでしょうか。バターたっぷり使ってケーキのように仕上げることもできるので人気のお菓子ですよね。
でも、今回ご紹介するレシピは東海地方でよくおやつとして登場する「鬼まんじゅう」という、分かりやすくいうと「素朴なお芋の蒸しまんじゅう」です。
飾りっけも、ましてや型など使わない昔ながらのおやつですが、ほんのり塩っ気と甘さがあってとても美味しい料理です。
今回のレシピで覚えておきたいポイントは3つ!
- さつまいもはサイコロ状に切ってこそ”鬼まんじゅう”
- 切ったら塩水、そして砂糖漬けで味が決まる
- 生地は多すぎないのが大事!
このポイントを頭の隅においてレシピをご覧くださいね。
記事後半ではそれぞれを詳しく解説しています。
さつまいもたっぷりのおやつレシピ!鬼まんじゅう
準備時間:60分
調理時間:30分
さつまいもの浸け時間を含む
カロリー:108.8kcal(1個分)
材料:6個分
さつまいも:150g【塩水】
水:200㏄
塩:小さじ1
【調味料】
砂糖:50g
塩:1g
【生地材料】
薄力粉:70g
水:大さじ1
黒いりごま:小さじ1/2
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作り方
手順
1
さつまいもはきれいに水洗いし、皮つきのまま両端を切り落としたら1㎝幅に切ります。お好みで、水洗いした後に皮をむいてもOKです。
続いて再び1㎝幅の棒状になるように切り、最後は1㎝角のサイコロ状に切ります。
手順
2
ボウルに【塩水】と〈手順1〉のさつまいもを入れて浸し、30分置きます。
水:200㏄
塩:小さじ1
塩:小さじ1
手順
3
別のボウルに【調味料】を混ぜ合わせ、キッチンペーパーで軽く水気を拭き取ったさつまいもを加えてしっかり全体に馴染むように木べらで上下を返しながら和えます。
砂糖:50g
塩:1g
塩:1g
そのまま30分程度置きます。時間が経つと、砂糖が溶けて軽く粘度が出てきます。
待っている間に、クッキングシートを10㎝の正方形に6枚作っておきます。
手順
4
30分程度置いたら【生地材料】を〈手順3〉に加えて混ぜ合わせます。粉っぽさが残るようであれば少量の水を少しずつ加え、生地がさつまいもに絡むようにします。ただし、あまり水を加えすぎてゆるくし過ぎないように気をつけます。
薄力粉:70g
水:大さじ1
水:大さじ1
手順
5
10㎝角に切っておいたクッシングシートの上にスプーンなどを使ってさつまいもを等分落とし、形を整えます。
手順
6
蒸し器を強火で熱し、蒸気が出てきたら〈手順5〉を入れ、蓋をして20分蒸します。
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ココに注目!\
蒸し器の蓋はガーゼや布で覆って使います。蒸している時に蓋に付いた水滴が生地の上に落ちるのを防止するためです。
その際、布の端が垂れてこないように上で洗濯挟みなどで挟んだり結んでください。
手順
7
20分経ったらつまようじを刺してみてスッとさつまいもに通ったら火を止め、網などの上にクッキングペーパーごと置いて冷まします。「さつまいもたっぷりのおやつレシピ!鬼まんじゅう」を作る3つのポイント
- さつまいもはサイコロ状に切ってこそ”鬼まんじゅう”
- 切ったら塩水、そして砂糖漬けで味が決まる
- 生地は多すぎないのが大事!
では、くわしく解説していきます
さつまいもはサイコロ状に切ってこそ”鬼まんじゅう”
鬼まんじゅうの特徴ともいえるのでサイコロ状に切ったさつまいもがゴロゴロ生地の中からはみ出していることです。
私が知る限りのことで申し訳ありませんが、このゴロゴロとはみ出した黄色いさつまいもが鬼の角のように見えるということから”鬼まんじゅう”という名前になったと聞いています。
言われてみると、お芋の蒸しまんじゅうであればさつまいもをあえてはみ出さなくても、他の一般的なおまんじゅうのように包んでしまえばいいわけですよね。
あえてはみ出させることで、”鬼のような”イメージをもって”鬼まんじゅう”というネーミングセンスはなかなかのものです(笑)
切ったら塩水、そして砂糖漬けで味が決まる
”鬼まんじゅう”はシンプルなお菓子ですが、さつまいもを切ってから塩水に浸け、さらに砂糖に浸けて・・・という工程だけで合計約1時間近くを要します。
シンプルな割には時間がかかりますが、このゆっくり時間をかけて作ることで、さつまいもにしっかり味が馴染むので、少し時間はかかりますが、焦らずゆっくり浸け時間を守ってくださいね。
生地は多すぎないのが大事!
ついつい生地をたっぷり作ってさつまいもに絡めてしまいたいですが、「お芋の蒸しまんじゅう」とはいえ、一般的なフカフカ生地に仕上がる蒸しまんじゅうとは違います。
仕上がりの生地は少し硬めのモチモチとした食感になります。
そのため、たっぷり生地をさつまいもに絡めると、火の通りが悪くなるのはもちろん、食感が強めの生地になるため、おすすめしません。
「鬼まんじゅう」の理想の仕上がりはモチモチ食感の生地から黄色のさつまいもがゴロゴロとはみ出た感じです
銀木のひとりごと!
さつまいもを使ったスイーツはたくさんありますが、「鬼まんじゅう」は全国的にはまだ知られていない郷土のお菓子ともいえる和スイーツです。(多分)
東海地方の素朴なおやつとして家庭でも、和菓子屋でもよく見かけるものです。
さつまいもを使った郷土の和スイーツといえば、熊本地方で親しまれている「いきなり団子」が有名ですよね。
ご存じの方も多いかと思いますが、参考までにレシピをご紹介しておきます。
熊本県名物!ほんのり塩っけが美味しい「いきなり団子」
私が考えた生地は、モチモチとした薄皮にしています。白玉粉を加えているものの、基本的な皮レシピはほぼ同じです。量が違うくらい。
郷土のお菓子は、いわゆる庶民発祥のものが多いので、余分な材料は使わずにシンプルだけど素材の味をうまく引き出した仕上がりになっています。
「鬼まんじゅう」も、さつまいも以外の具は使わずに、生地で絡めてあるだけなので「いきなり団子」よりもさらにシンプルなお菓子ですね。
ちなみに、硬くなりすぎた場合は霧吹きをしてラップをし、電子レンジで軽く温めると柔らかくなりますよ。
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