台湾屋台グルメの定番・ダージーパイ(大鶏排)という食べ物をご存じでしょうか?
手のひらに収まらないくらい大きい見た目にサックサクのなんとも言えない軽い食感の唐揚げです。
子供から大人まで大人気の食べ物です。
このダージーパイの一番の魅力は大きな見た目ももちろん、その”味”です。
日本人にとって鶏のから揚げはにんにくや生姜、しょうゆなどの下味に漬け込んだものが定番ですよね。
このダージーパイの”味”は五香粉という、中華料理で使うミックススパイスの風味がしっかり効いているのが特徴です。
そして今回、オリジナルとして”隠し味”スパイスをプラスしてより美味しさがアップさせています。
そして、サックサクの衣にもひと工夫!
本場・台湾と違い、同じ材料が手に入りにくいこともあるので、その代用品として日本人にはお馴染みのものを使っています。
今回のレシピで覚えておきたいポイントは5つ!
このポイントを頭の隅においてレシピをご覧くださいね。
準備時間:3分
調理時間:30分
カロリー:228.3kcal(1人分)
【下味調味料】
にんにく(すりおろし):2かけ
しょうが(すりおろし):2かけ
五香粉:小さじ1
カレー粉:小さじ1/4
砂糖:小さじ2
しょうゆ:大さじ2
酒:大さじ2
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:やや多め
【衣材料】
白玉粉:35g
片栗粉:15g
重曹:2g
サラダ油:50㏄~
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肉叩きがない場合は、鶏肉をラップで上下を挟み、麺棒で叩いて薄くのばします。
味がしっかり染み込むようにボウルの中で鶏肉を3回程度上下を返し、最後に空気が入らないようにラップでしっかり覆って冷蔵庫で冷やします。
漬け込み時間はながければ長いほど味がしっかりつくので、ひと晩程度冷やします。時間がない場合は、最低2時間は漬け込みます。
白玉粉は粉状ではなく、粒になっている場合はすりこ木などで押し潰すと粉状になります。
バットに広げた【衣材料】に下味をつけた鶏肉にまんべんなくまぶします。
短時間で仕上げず、少し時間をかけて中までしっかり火を通します。
両面こんがり焼き色がついたら完成です。
レシピ動画をyoutubeのぎんもくCooking Channelにアップしています。特にレシピ後半の鶏肉を揚げ焼きにするときの火加減など、ぜひ動画も参考にしてみてください。
鶏肉はとにかく薄く叩いてのばす
ダージーパイ(大鶏排)の特徴のひとつが何と言ってもその大きさです。
手のひらより大きく、そして薄い!
鶏肉を叩いて薄くのばすことがダージーパイです。
鶏肉は厚みが均一ではないため、はじめに観音開きにするか、鶏肉自体の厚みを半分にして切り分けてから叩いて作業するのをおすすめします。
厚みの目安は「3㎜~5㎜」程度を目安に叩きます。
今回のレシピでは肉叩きで薄くのばしましたが、代わりの道具として麺棒で薄くのばしてもできます。
その際、叩く前にフォークで鶏肉の全面に突くことで、下味がお肉の中までしっかり仕込みこむのでお忘れなく!
五香粉は必須
あまり聞きなれないスパイスですが、中華料理や一部のアジア料理ではお馴染みのものなんです。
基本的に5種類のスパイスを使うことが多く、「山椒、クローブ、シナモン、スターアニス(八角茴香)、フェンネル」などを中心に他のスパイスを混ぜ合わせたものです。
スーパーに行けば中華調味料のスペースに置かれることが多いので手に入りやすいスパイスですよ。
隠し味に”カレー粉”をプラス
五香粉だけでも十分美味しい味付けにあるのですが、今回は隠し味として「カレー粉」を加えて美味しさアップしています。
ほんの少量なので、カレーの風味を感じるのは少ないのですが、食べた瞬間にお口に広がる調味料の中にフワッと深みが増して美味しいです。
衣は3つの粉ものをミックス!
本場の台湾屋台ではさつまいものでんぷんを使うと知人に聞いたものの、日本のスーパーではなかなか手に入れるのが難しいです。
そこで代用品として日本人にお馴染みの「白玉粉」を使います。白玉粉の原料はもち米ですが、火を加えるとサックサクになります。(余談ですが、米粉もパン粉に比べて揚げるとサックサク感が圧倒的に良いです)
そして、白玉粉、片栗粉だけでもサクサクの仕上がりになりますが、さらに奥の手の「(食用)重曹」を混ぜることでサックサク感とカリカリ感がアップします!
実は「重曹を加えることが一番のポイント!」
揚げ時間はじっくり長めに
鶏のから揚げというと、短時間で揚げて2度揚げが定番ですが、ダージーパイの場合は中温で5分~8分程度じっくり揚げること!
もともと鶏肉は薄く、火の通りが早いので2度揚げすると鶏肉が硬くなってしまうことがあります。
そのため、ジューシーでやわらかい仕上がりにするため、一度上げでじっくり長めに揚げます。
ちなみに、私の場合ですが鶏肉が薄いので油は少なめの揚げ焼きにして仕上げています。
今回ご紹介したダージーパイ(大鶏排)は台湾屋台料理の定番ともいえる鶏のから揚げ、フライドチキンです。
とはいえ、実は私は台湾に行ったことがありません(苦笑)
このダージーパイを知ったのは地元のフードフェスティバルで世界の料理コーナーで実際に台湾料理店の方が出店していたものを食べたのがきっかけです。
予想外の美味しさと食感に感激してお店の方にかなりしつこく(?)質問責めしてダージーパイの味の作り方を教えていただいたのです。
ただ、五香粉の風味がかなりしっかり効いていたので日本人が食べやすいように試行錯誤して仕上げました。
その隠し味として”カレー粉”が入っています。
日本では、さつまいものでんぷんはもしかしたら輸入食材を扱うお店で入手することができるかも知れませんが、身近な「白玉粉、片栗粉、そして重曹」でもしっかりカリッカリに仕上がります。
本場とはやや違いますが、一度食べたらやみつきになる美味しさにすっかりトリコになってしまった私です。
1枚がとても大きいので、是非かぶりついてお召し上がりくださいね!
手のひらに収まらないくらい大きい見た目にサックサクのなんとも言えない軽い食感の唐揚げです。
子供から大人まで大人気の食べ物です。
このダージーパイの一番の魅力は大きな見た目ももちろん、その”味”です。
日本人にとって鶏のから揚げはにんにくや生姜、しょうゆなどの下味に漬け込んだものが定番ですよね。
このダージーパイの”味”は五香粉という、中華料理で使うミックススパイスの風味がしっかり効いているのが特徴です。
そして今回、オリジナルとして”隠し味”スパイスをプラスしてより美味しさがアップさせています。
そして、サックサクの衣にもひと工夫!
本場・台湾と違い、同じ材料が手に入りにくいこともあるので、その代用品として日本人にはお馴染みのものを使っています。
今回のレシピで覚えておきたいポイントは5つ!
- 鶏肉はとにかく薄く叩いてのばす
- 五香粉は必須
- 隠し味に”カレー粉”をプラス
- 衣は3つの粉ものをミックス!
- 揚げ時間はじっくり長めに
このポイントを頭の隅においてレシピをご覧くださいね。
記事後半ではYouTubeで公開してる動画も掲載していますので、是非参考にしてください。
台湾屋台料理の定番!サックサク食感のダージーパイ(大鶏排)レシピ
準備時間:3分
調理時間:30分
カロリー:228.3kcal(1人分)
材料:4人分
鶏むね肉:2枚【下味調味料】
にんにく(すりおろし):2かけ
しょうが(すりおろし):2かけ
五香粉:小さじ1
カレー粉:小さじ1/4
砂糖:小さじ2
しょうゆ:大さじ2
酒:大さじ2
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:やや多め
【衣材料】
白玉粉:35g
片栗粉:15g
重曹:2g
サラダ油:50㏄~
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作り方
下準備
【下味調味料】を大きめのボウルに作り、混ぜ合わせておきます。
にんにく(すりおろし):2かけ
しょうが(すりおろし):かけ
五香粉:小さじ1
カレー粉:小さじ1/4
砂糖:小さじ2
しょうゆ:大さじ2
酒:大さじ2
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:やや多め
しょうが(すりおろし):かけ
五香粉:小さじ1
カレー粉:小さじ1/4
砂糖:小さじ2
しょうゆ:大さじ2
酒:大さじ2
塩:ひとつまみ
ブラックペッパー:やや多め
手順
1
鶏肉の厚みを均一になるように包丁で切り開き、肉叩きでまんべんなく薄くなるように3~5mmの厚みになるように叩きます。肉叩きがない場合は、鶏肉をラップで上下を挟み、麺棒で叩いて薄くのばします。
手順
2
用意しておいた【下味調味料】に薄くのばした鶏肉を漬け込みます。味がしっかり染み込むようにボウルの中で鶏肉を3回程度上下を返し、最後に空気が入らないようにラップでしっかり覆って冷蔵庫で冷やします。
漬け込み時間はながければ長いほど味がしっかりつくので、ひと晩程度冷やします。時間がない場合は、最低2時間は漬け込みます。
手順
3
【衣材料】を混ぜ合わせてから、バットに広げます。白玉粉は粉状ではなく、粒になっている場合はすりこ木などで押し潰すと粉状になります。
白玉粉:35g
片栗粉:15g
重曹:2g
片栗粉:15g
重曹:2g
バットに広げた【衣材料】に下味をつけた鶏肉にまんべんなくまぶします。
手順
4
フライパンに油を入れて中火で熱し、〈手順3〉で衣をまぶした鶏肉を揚げ焼きにします。短時間で仕上げず、少し時間をかけて中までしっかり火を通します。
両面こんがり焼き色がついたら完成です。
【ダージーパイのyoutube動画】
レシピ動画をyoutubeのぎんもくCooking Channelにアップしています。特にレシピ後半の鶏肉を揚げ焼きにするときの火加減など、ぜひ動画も参考にしてみてください。
「台湾屋台料理の定番!サックサク食感のダージーパイ(大鶏排)レシピ」を作る5つのポイント
- 鶏肉はとにかく薄く叩いてのばす
- 五香粉は必須
- 隠し味に”カレー粉”をプラス
- 衣は3つの粉ものをミックス!
- 揚げ時間はじっくり長めに
では、くわしく解説していきます
鶏肉はとにかく薄く叩いてのばす
ダージーパイ(大鶏排)の特徴のひとつが何と言ってもその大きさです。
手のひらより大きく、そして薄い!
鶏肉を叩いて薄くのばすことがダージーパイです。
鶏肉は厚みが均一ではないため、はじめに観音開きにするか、鶏肉自体の厚みを半分にして切り分けてから叩いて作業するのをおすすめします。
厚みの目安は「3㎜~5㎜」程度を目安に叩きます。
今回のレシピでは肉叩きで薄くのばしましたが、代わりの道具として麺棒で薄くのばしてもできます。
その際、叩く前にフォークで鶏肉の全面に突くことで、下味がお肉の中までしっかり仕込みこむのでお忘れなく!
五香粉は必須
あまり聞きなれないスパイスですが、中華料理や一部のアジア料理ではお馴染みのものなんです。
基本的に5種類のスパイスを使うことが多く、「山椒、クローブ、シナモン、スターアニス(八角茴香)、フェンネル」などを中心に他のスパイスを混ぜ合わせたものです。
スーパーに行けば中華調味料のスペースに置かれることが多いので手に入りやすいスパイスですよ。
隠し味に”カレー粉”をプラス
五香粉だけでも十分美味しい味付けにあるのですが、今回は隠し味として「カレー粉」を加えて美味しさアップしています。
ほんの少量なので、カレーの風味を感じるのは少ないのですが、食べた瞬間にお口に広がる調味料の中にフワッと深みが増して美味しいです。
衣は3つの粉ものをミックス!
本場の台湾屋台ではさつまいものでんぷんを使うと知人に聞いたものの、日本のスーパーではなかなか手に入れるのが難しいです。
そこで代用品として日本人にお馴染みの「白玉粉」を使います。白玉粉の原料はもち米ですが、火を加えるとサックサクになります。(余談ですが、米粉もパン粉に比べて揚げるとサックサク感が圧倒的に良いです)
そして、白玉粉、片栗粉だけでもサクサクの仕上がりになりますが、さらに奥の手の「(食用)重曹」を混ぜることでサックサク感とカリカリ感がアップします!
実は「重曹を加えることが一番のポイント!」
揚げ時間はじっくり長めに
鶏のから揚げというと、短時間で揚げて2度揚げが定番ですが、ダージーパイの場合は中温で5分~8分程度じっくり揚げること!
もともと鶏肉は薄く、火の通りが早いので2度揚げすると鶏肉が硬くなってしまうことがあります。
そのため、ジューシーでやわらかい仕上がりにするため、一度上げでじっくり長めに揚げます。
ちなみに、私の場合ですが鶏肉が薄いので油は少なめの揚げ焼きにして仕上げています。
銀木のひとりごと!
今回ご紹介したダージーパイ(大鶏排)は台湾屋台料理の定番ともいえる鶏のから揚げ、フライドチキンです。
とはいえ、実は私は台湾に行ったことがありません(苦笑)
このダージーパイを知ったのは地元のフードフェスティバルで世界の料理コーナーで実際に台湾料理店の方が出店していたものを食べたのがきっかけです。
予想外の美味しさと食感に感激してお店の方にかなりしつこく(?)質問責めしてダージーパイの味の作り方を教えていただいたのです。
ただ、五香粉の風味がかなりしっかり効いていたので日本人が食べやすいように試行錯誤して仕上げました。
その隠し味として”カレー粉”が入っています。
日本では、さつまいものでんぷんはもしかしたら輸入食材を扱うお店で入手することができるかも知れませんが、身近な「白玉粉、片栗粉、そして重曹」でもしっかりカリッカリに仕上がります。
本場とはやや違いますが、一度食べたらやみつきになる美味しさにすっかりトリコになってしまった私です。
1枚がとても大きいので、是非かぶりついてお召し上がりくださいね!
ダージーパイに限らないのですが、ニンニクをすりおろした液に肉を1時間も漬け込むと味が染み込むどころか溶けだした肉のたんぱく質で調味液の味が薄くなります。また味が浸み込んだ部分が溶け出てしまうので、漬けた時間の割に味が濃くないと感じられたのでは?漬けたあとに残った調味液を加熱すると、溶けだしたタンパク質が熱変性で固まるのでダマができます。ニンニクを入れない調味液は漬けこみ後に加熱してもダマになりません。
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